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うーん,最近ハンクラネタがないので見たDVDの感想でも…。
スティーブン・キングが大好きな私。 その中でも自分の中でBESTだと思っている作品に「霧」があります。 初めて読んだのは高校生くらいのとき… そのときもとっても怖・面白く読んだのですが 大人になって子どもを持ってから読み返したら, これが超怖 キングの恐怖は理不尽な暴力に対する恐怖を超自然的なものに託して描いているんだ, という評論をどこかで読んだことがあるんですが 「霧」はまさに,突然理不尽に,自分の意思や努力となんら関係なく 愛するものが奪われてしまう(かもしれない)という恐怖だなあ,としみじみ思いました。 そして現実にそういうことは確かにあるので,題材がどんなに荒唐無稽だろうと 根源の恐怖の部分にはとても共感できるのですね。 そういう人の感情の根っこの部分を描くのがキングはとても上手い,と思うのです。 って,DVDの感想じゃないんかい! それほどに好きな原作の映像化となれば,とにかく見ておかなければ!と 先日準新作になるのを待って借りてみました。 評判がえらく良くないのでどんなものか…とは思っていたのですが 今,見た印象が消えないうちに書くぞ〜! 金返せ〜!(レンタルだけど) 以下,激しくネタバレしますので未読・未見の方はスルー推奨です。 冒頭〜中程までは面白い,むしろ傑作!と思いました。
原作にも忠実で話もサクサク進むし,緊迫感はあるし。 元を知ってると,俳優さんの何気ない目線や, ちらっと写るいろんなものが意味深でその点でも楽しめました。 内容が内容なので グロい,怖い,気持ち悪いはむしろ褒め言葉。 襲われる人が痛そう&なかなか死なない所が描写上手すぎ。 また,人間の変わり様の描写も嫌らしいったら(褒め)。 クリーチャーの造形もなかなかだったと思います。 (ていうかサイレントヒル?もうどっちが元ネタなんだか) これが,スーパーを脱出するところでラストにしてたら良かったのに。 そしたら私の中での神映画になったのに! ラスト10分,まるまる蛇足でした。 蛇足どころか,このせいで前半のいい所台無し。 原作だって救いがあるとは言えない終りだけど これはないでしょ〜! ガソリンつきる所まで行こう…ってホントに無計画にただ走ってどうするよ!? 原作では無人のモーテルに避難したりしてたでしょ。 ガソリンもなくなる前に調達する努力とか計画とかしないの? ここまで頑張っておいて…。 そもそも,まだみんなそこそこ元気なのに, 自殺は最後の最後,飢え死に直前になってからだって遅くないでしょ? 生き残りは5人いるのに銃の弾が4発しかないから 自分が貧乏くじひくつもりで息子他皆殺し。 絶望して外に飛び出して,「Kill me〜!」してたら 直後に救助隊登場…って 間抜けにもほどがあるわ!ヽ(`Д´)ノ ある意味,主人公はこれで地獄に堕ちたわけですよ, 冒頭の奥さんや宗教狂いのおばさんの言葉通りに。 これまで頑張ったこと,すべて無駄。 何,この逆カタルシス… この監督,キングの後味悪〜なところを 濃縮還元して酸味料と人口甘味料をしこたまぶちこんでくれましたよ。 何が言いたいかというと,やりすぎってことです。 この絶望的な救いのなさが早とちりによるケアレスミスって この映画,一体何が言いたいの? ああ〜部分部分の小ワザが下手に効いていただけに このラストの脱力感ったら…。 口直しになんかすかっとする映画が見たいわ。 * コメント *
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